ぎっくり腰
ぎっくり腰にお悩みではありませんか?
重い荷物を持ち上げたときなどに、腰に激しい痛みを引き起こすことがぎっくり腰の特徴です。発症からしばらくはトイレに行くことも困難なほどつらいものですが、いつの間にか治ってしまうケースも少なくありません。
しかし、ぎっくり腰のリスクを高める要因について知っておかなければ、何度でもつらい症状をくり返す恐れがあります。東大阪市の三久保整骨院では、独自の施術と身体の使い方に関するアドバイスで、ぎっくり腰の改善・予防に取り組んでいます。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰という名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、実はぎっくり腰は病気でも病名でもありません。そこで、ぎっくり腰に関する基本的な知識をご紹介します。
急性腰痛症全般を指す
ぎっくり腰は病気や病名ではなく、急性腰痛症の一種です。発症から4週間以内の腰痛を一般に急性腰痛症と呼んでおり、ぎっくり腰もそこに含まれます。
名前の由来
ぎっくり腰の名前の由来には諸説ありますが、かつて突然のように起こる腰痛のことを「びっくり腰」と呼んでおり、それが訛ってぎっくり腰になったとの説が有力視されています。
ちなみにドイツを始めとするヨーロッパの国では、ぎっくり腰のことを魔女の一撃と呼ぶケースもあります。ぎっくり腰を経験した方であれば、痛みや動作の制限が「魔法のせいではないか?」と思うことにも共感できるのではないでしょうか。
ぎっくり腰の原因となる疾患
ぎっくり腰の原因となる主な疾患は以下の通りです。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 腰椎分離症・すべり症
ぎっくり腰の原因となる主な疾患について簡単に解説します。
腰椎椎間板ヘルニア
ぎっくり腰の原因となる疾患の代表例が、腰椎椎間板ヘルニアです。腰の骨と骨の間には椎間板と呼ばれる軟骨組織の一種があり、背骨に加わる衝撃を緩和しています。
ところが、椎間板に偏った力が加わり、中から髄核(ずいかく)と呼ばれる組織が飛び出し、神経圧迫を起こすことで、腰椎椎間板ヘルニアを発症するに至ります。椎間板ヘルニアの主な症状や腰からお尻、脚にかけての痛みおよびしびれです。
症状が片側にだけで出ている場合は過度に心配する必要はありませんが、両足にしびれが出ていたり、歩行障害・排便障害が見られたりする場合は、重症例のヘルニアの恐れがあるため、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)も、ぎっくり腰を引き起こす原因疾患の1つとされています。背骨には中枢神経(脊髄)が通っているのですが、何らかの原因で通り道が狭くなり、神経圧迫を起こすと脊柱管狭窄症の発症リスクが高くなります。
脊柱管狭窄症の主な症状は足のしびれで、特に間欠跛行(かんけつはこう)が見られやすい点も特徴です。歩き始めてしばらくすると足の痛みやしびれのために歩行が困難となりますが、椅子に座るなどしてしばらく休むと歩けるようになります。
しかし、また10分ほど歩くと痛みやしびれのために歩けなくなり、しばらく休むと再び歩けるようになるといったことを繰り返す点が間欠跛行の特徴です。
腰椎分離症・すべり症
ぎっくり腰の原因疾患としては、腰椎分離症・すべり症もあげられています。腰椎分離症・すべり症は、5つある腰の骨(椎体)が何らかの原因で前方にスライドし、神経圧迫を起こすことで発症します。
加齢が主な原因とされますが、腰に大きな衝撃が加わるスポーツで発症する例も少なくありません。また、若い方が発症した場合、無症状である例も多く見られます。
ぎっくり腰の発症リスクを高める要因
ここまでぎっくり腰の原因疾患について紹介しましたが、実は、ぎっくり腰の多くは原因不明とされています。痛みを訴えてレントゲンやMRI検査をしても、原因となる疾患が見つかるのはむしろ少数例です。
そのため、痛み止めやシップを渡されるだけというケースも多いのですが、筋肉や腱などの軟部組織や身体の使い方に関する専門家である柔道整復師から見ると、次のような要因でぎっくり腰の発症リスクを高めると考えられます。
- 筋緊張
- 股関節の硬さ
- 仙腸関節の可動域減少
- 誤った身体の使い方
ぎっくり腰の発症リスクを高める要因について解説します。
筋緊張
ぎっくり腰を訴えて三久保整骨院に来られる方のほとんどに、腰や臀部、お腹まわりなどの筋緊張が見られます。筋肉が緊張して硬くなると、不意の衝撃で筋線維が断裂し、ぎっくり腰の発症リスクを高めるのです。
股関節の硬さ
股関節の硬さも、ぎっくり腰の発症リスクを高める要因の1つです。股関節が硬いと地面からの衝撃を吸収する能力が低下し、腰への負担が大きくなります。その結果、ぎっくり腰の発症リスクを高める訳です。
仙腸関節の可動域減少
骨盤の中央にある仙腸関節の可動域減少も、ぎっくり腰を始めとする腰痛のリスクを高めます。近年では整形外科医の一部も仙腸関節の可動域に着目し、独自の手技を行う方が増えています。
誤った身体の使い方
誤った身体の使い方も、ぎっくり腰の発症リスクを高める要因の1つです。無理な体勢で重い荷物を持ち上げたときにぎっくり腰を発症しやすいのもそのためです。
ぎっくり腰を発症した場合の対処法
ぎっくり腰を発症した場合には、次のように対処することがおすすめです。
- 痛みが出ない姿勢を探して楽にする
- 痛みが強い場合には一時的に冷やす
- 無理のない範囲で身体を動かす
- ぎっくり腰をくり返す場合は専門家に相談する
ぎっくり腰への対処法について詳しく解説します。
痛みが出ない姿勢を探して楽にする
ぎっくり腰を発症した場合、まずは痛みが出ない姿勢を探して楽にしましょう。仮に楽な姿勢が見つかるようであれば、慌てて医療機関を受診する必要はありません。
夜寝るときには、痛い方を上にして横向きになり、背中を丸めて膝を抱えるような姿勢で寝ると良いでしょう。抱き枕やクッションなどを、上になった方の手足の下に挟むこともおすすめです。
痛みが強い場合には一時的に冷やす
ぎっくり腰にともなう痛みが強い場合には、一時的にアイスパックなどで冷やすと良いでしょう。1時間につき10分ほど患部を冷やすと、痛みを感じにくくさせる効果が期待できます。
ただし、ぎっくり腰を冷やしていいのは発症から48時間までです。48時間が経過したら、温める方向に切り換えましょう。
無理のない範囲で身体を動かす
ぎっくり腰を発症した場合であっても、無理のない範囲で身体を動かすことが重要です。腰痛診療ガイドラインにも、安静がぎっくり腰からの回復を早めないことが明記されています。
とはいうものの、激しい運動をする必要はありません。日常生活における動作を無理のない範囲でおこない、安静にしすぎないよう心がけましょう。
ぎっくり腰をくり返す場合は専門家に相談する
ぎっくり腰を何度もくり返す場合には、一度、専門家に相談することがおすすめです。病院で検査をしても原因が分からないようであれば、筋肉や身体の使い方に関する専門科である柔道整復師に相談することをおすすめします。
ぎっくり腰をくり返す方は三久保整骨院までご相談下さい
ぎっくり腰の多くはレントゲンやMRI検査を行なっても原因不明とされるため、繰り返す症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
検査で原因不明とされるぎっくり腰のほとんどは、筋肉や関節の硬さ、および誤った身体の使い方によってもたらされます。
若江岩田の三久保整骨院では、ぎっくり腰の原因となる筋肉や関節の硬さを独自の手技によって取り除き、正しい身体の使い方に関するアドバイスを行うことで、症状を根本からの改善に導いています。
「ぎっくり腰をくり返しているが、原因不明と言われる」「なるべく痛み止めには頼りたくない」…東大阪市で繰り返すぎっくり腰にお困りの方は、若江岩田の三久保整骨院までお気軽にご相談ください。