肘の痛み

肘の痛みでお悩みではありませんか?

ドアノブを回すときやぞうきんを絞るときなど、肘の痛みに悩まされている方は少なくありません。しかし、肘の痛みを訴えて医療機関を受診すると、「安静にしているように」と指導され、お困りの方もいらっしゃいます。

肘の痛みは手を使う仕事の方に多く見られることから、筋肉や筋膜、腱、靭帯などの緊張が関わっているケースも少なくありません。東大阪市の三久保整骨院では軟部組織の緊張に着目し、肘の痛みを最短距離で改善へと導きます。

肘の痛みの原因

肘の痛みは主に以下のようなことが原因となって起こります。

  • オーバーユース
  • 加齢
  • 外傷
  • 細菌感染

肘の痛みを引き起こす原因について見ていきましょう。

オーバーユース

肘の痛みが起こる原因として多い例がオーバーユース(使い過ぎ)です。特定のスポーツで肘に負担をかけ続けると、筋肉や腱、靭帯などにダメージが加わり、結果として肘の痛みを発症するケースがあります。

また、力仕事や手先を使う仕事など、肘関節に対し反復・継続的に負担がかかることで、肘の痛みを発症するリスクが高くなります。

加齢

加齢も肘の痛みを引き起こす原因の1つです。年齢とともに肘の骨が変形したり、軟骨がすり減ったりすると、肘の痛みを引き起こしやすくなることが分かっています。

外傷

肘の痛みの原因としては外傷もあげられます。単純に転んで肘をぶつけて痛みが出ることもあれば、スポーツ中のケガで脱臼や骨折を引き起こす例もあります。

細菌感染

細菌感染も肘の痛みを引き起こす原因の1つです。例えば黄色ブドウ球菌や連鎖球菌、肺炎球菌などに感染することで、化膿性肘関節炎を発症するケースがあります。

口から入った細菌が肘へと運ばれて発症するケースもあれば、ケガをした場所から感染を引き起こすケースもあります。

肘の痛みを引き起こす主な疾患

肘の痛みを引き起こす主な疾患としては、以下の5つの症例があげられます。

  • 上腕骨外側上顆炎
  • 肘頭滑液包炎
  • 上腕骨内側上顆炎
  • 変形性肘関節症
  • 肘内障

肘の痛みを引き起こす5つの疾患について詳しく解説します。

上腕骨外側上顆炎

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)は、テニス肘とも呼ばれるスポーツ障害の一種です。テニスのバックハンドボレーをするときに、肘の外側に痛みを生じやすくなります。

ただし、スポーツ障害の一種に分類されてはいますが、料理人や大工、配管工、自動車整備士など、手を多く使う仕事の方にも多く発症例が見られます。

主な症状としては肘の外側の痛みは熱感があげられますが、進行すると痛くて手を強く握れなくなることもあります。日常生活ではぞうきんを絞る動作や、ドアノブを回す動作などで痛みを生じやすい点が特徴です。

肘頭滑液包炎

肘頭滑液包炎(ちゅうとうかつえきほうえん)は、肘の後方にある出っ張り部分に起こる炎症性疾患です。最初は肘の後方が腫れる程度ですが、進行すると肘を動かしづらくなることもあるため注意が必要です。

肘頭滑液包炎の原因としては肘の使い過ぎや、頬杖をつく座り方、細菌感染などがあげられます。また、関節リウマチの悪化に従い、肘に痛みが出るケースもあります。

上腕骨外側上顆炎

上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)は、野球肘やゴルフ肘とも呼ばれるスポーツ障害の一種です。投球動作やクラブのスイングにともない、肘の内側に痛みを生じやすくなります。

主な症状は肘の内側の痛みですが、特に手首を内側に曲げる動作(掌屈)で痛みが強く出る傾向にあります。スポーツ障害に分類されてはいますが、フライパンを振ったりぞうきんを絞ったりする動作を繰り返すことで発症するケースもあります。

変形性肘関節症

肘の痛みを引き起こす疾患としては、変形性肘関節症もあげられます。50代や60代以降で発症するケースが多く、若いころの肘関節の使い過ぎや、加齢にともなう軟骨のすり減りなどが主な原因です。

初期段階では肘に負担がかかる動作にともない痛みを生じる程度ですが、進行するに従い日常の動作でも痛みが出やすくなります。

肘内障

肘内障(ちゅうないしょう)は、未就学児童に多く見られる肘のケガの一種です。無理に手をつかんで引っ張るなどすると、輪状靭帯から橈骨頭(前腕の親指側にある骨)が外れて強い痛みを生じます。

肘内障を発症した場合、腕を上げたり、「ちょうだい」の動作ができなくなる点が特徴です。子どもの手を引くときには手首を引っ張らず、手をつなぐことが肘内障の発症を予防するポイントです。

肘の痛みがある場合の対処法

肘の痛みがある場合には次のように対処することがおすすめです。

  • ケガの直後であれば冷やす
  • 医療機関で見てもらう
  • 慢性的な肘の痛みは温める
  • ストレッチで筋肉を緩める
  • 身体の使い方を見直す

肘の痛みがある場合の対処法について解説します。

ケガの直後であれば冷やす

肘の痛みがケガにともなう場合、発症直後は冷やすようにしましょう。アイスパックなどで1時間につき10分から15分ほど冷やすことが目安です。子どもの場合は凍傷に気を付けながらアイシングして下さい。

専門家に見てもらう

肘の痛みがある場合には、まず専門家に見てもらうことが重要です。整形外科などでレントゲンやMRI検査をおこなうと、骨や神経の異常が見つかることもあります。

画像診断では原因が分からないようであれば、整骨院・接骨院で見てもらうとよいでしょう。整骨院・接骨院で施術にあたる柔道整復師は筋肉や腱など軟部組織に関する専門科です。

慢性的な肘の痛みは温める

肘の痛みが慢性化している場合には、患部を温めることが重要です。お風呂に浸かって症状が楽になるようであれば、痛み止めやシップに頼るのではなく、どんどん温めるようにしましょう。

ストレッチで筋肉を緩める

お風呂に入って肘の痛みが改善するようであれば、骨や神経ではなく筋肉や筋膜などの緊張が症状の原因だと考えられます。その場合には、日頃からしっかりとストレッチをおこない、肘関節にかかる負担を減らすことが重要です。

身体の使い方を見直す

テニスや野球、ゴルフの動作で肘の痛みが出るようであれば、身体の使い方を見直すことも重要です。特に自己流で草野球やテニス、ゴルフをおこなっている方は注意が必要です。

最初はレッスンプロなど専門家の指導を受け、肘に無理な負担がかからない正しいフォームを身につけると、痛みを予防することが期待できます。

三久保整骨院における肘の痛みへのアプローチ法

肘の痛みの多くは骨や神経の損傷ではなく、筋肉や筋膜など軟部組織の緊張によって起こります。場合によっては軟部組織の緊張によって神経圧迫を起こし、肘の痛みやしびれを引き起こすケースもあります。

画像診断で原因が分からない肘の痛みがある場合には、まず軟部組織の緊張を疑うことが重要です。三久保整骨院では、独自の施術で軟部組織の緊張を取り除き、肘にかかる負担を軽減していきます。

また、全身のバランスや身体の使い方にも着目し、一人ひとりに合った肘の痛みの改善法を提案しています。肘の痛みは日常動作の繰り返しで起こることも多いため、自分に合った改善法を見つけることが先決です。

肘の痛みにお悩みの方は三久保整骨院までご相談下さい

「肘の痛みがどこに通っても治らない」「検査をしても原因不明と言われ、シップや痛み止めを渡されるだけ」などのお悩みをお持ちの方は、若江岩田の三久保整骨院までご相談下さい。

肘の痛みの多くは筋肉や筋膜など、軟部組織の緊張でもたらされることが多くなっています。肘の痛みは「気が付いたら痛くなっていた」というケースも多いため、何が原因か自分では分からないこともあるでしょう。

三久保整骨院では、肘だけではなく全身のバランスや身体の使い方に着目し、一人ひとりに合った改善法を提案しています。私たちと二人三脚で、肘の痛みを根本から改善していきましょう。