腱鞘炎・ばね指

腱鞘炎やばね指にお悩みではありませんか?

手をよく使う仕事の方や、出産後・更年期の女性などに多く見られる症例の1つが腱鞘炎やばね指です。腱鞘炎やばね指を発症した場合、朝起きたときに手がこわばったり、指を曲げるときに引っかかる感じが出たりします。

病院で腱鞘炎やばね指と診断された場合、手を使わないように指導される傾向にあるのですが、仕事や育児を休めないためお困りの方もいらっしゃることでしょう。東大阪市の三久保整骨院では、症状の原因を突き止めることで、腱鞘炎やばね指の早期改善に取り組んでいます。

腱鞘炎・ばね指とは?

腱鞘(けんしょう)は指や手首にある身体の組織で、刀の鞘のように腱を保護するはたらきがあります。また、腱鞘には指を曲げる際などに、腱がスムーズに動くことをサポートする役目もあります。腱鞘が何らかの原因で炎症を起こしたり、腱自体が腫れたりした場合に起こる疾患が腱鞘炎やばね指です。

指を曲げる際に使われる屈筋腱(くっきんけん)が炎症を起こした場合、曲げ伸ばしの際に引っ掛かりを生じる為ばね指(弾発指)と呼ばれます。また、手首の親指側にある腱が何らかの原因で炎症を起こした場合、ド・ケルバン病と呼ばれます。

腱鞘炎・ばね指の原因

腱鞘炎・ばね指の原因については、今日でもハッキリとしたことが分かっていません。ただ、手をよく使う仕事の方に多く見られることから、オーバーユース(使い過ぎ)が原因ではないかと考えられています。

また、出産後や更年期の女性にも多く見られることから、女性ホルモンのバランスが関わっているのではないかという説もあります。

腱鞘炎・ばね指の症状

腱鞘炎・ばね指を発症した場合、主に以下4つの症状が見られます。

  • 関節の痛み
  • 指を動かす際の引っかかり
  • 朝起きたときのこわばり
  • 関節拘縮

腱鞘炎・ばね指の4つの症状について解説します。

関節の痛み

腱鞘炎やばね指を発症した場合、指を動かす際に関節の痛みが生じやすくなります。また、指の付け根や手首の親指側に腫れが見られることもあります。

指を動かす際の引っかかり

腱鞘炎やばね指を発症した場合、指を動かす際の引っかかりが生じることもあります。特に腱が腫れている場合、腱鞘を通過する際に引っかかりが生じる為、曲げ伸ばしの際に指がカクンと弾かれたようになります。ばね指(弾発指)と呼ばれるのもそのためです。

朝起きたときのこわばり

朝起きたときのこわばりも、腱鞘炎やばね指を発症した場合に見られる特徴的な症状の1つです。起きてからしばらく経ち、体温が上がるにつれこわばりは取れる傾向にあります。

関節拘縮

腱鞘炎やばね指を発症した場合、関節拘縮を起こす可能性もあります。痛みのあまり指を使わないようにすることで、次第に関節自体が硬くなってしまうのです。関節拘縮が起こると日常生活に支障を来し、長期にわたるリハビリや手術が必要となるケースもあります。

腱鞘炎・ばね指の一般的な治療法

腱鞘炎・ばね指の一般的な治療法は以下の通りです。

  • 安静や固定
  • 外用薬
  • ステロイド注射
  • リハビリ
  • 外科的手術

腱鞘炎・ばね指の一般的な治療法について解説します。

安静や固定

整形外科などでは腱鞘炎やばね指が疑われる場合、安静にするよう指導することが一般的です。特に手の使い過ぎによって腱鞘炎やばね指を発症しているケースでは安静が有効と考えられています。

また、指を動かす際の痛みが強い場合には、シーネなどの装具で固定し、患部を動かないようにするケースもあります。ただし、安静にしすぎると関節拘縮を引き起こす可能性もあります。そのため、自己判断ではなく専門家の指導を仰ぐことが重要です。

外用薬

腱鞘炎・ばね指を治療する場合に、シップや塗り薬などの外用薬を用いるケースもあります。シップや塗り薬に含まれる消炎鎮痛座には、局所の血流を一時的に阻害し、炎症を鎮める効果が期待されています。

ステロイド注射

腱鞘炎やばね指にともなう痛みが強い場合には、ステロイド注射(トリアムシノロンなど)をおこなうケースもあります注射自体の痛みは、歯科医で治療する際の麻酔程度です。

ステロイド注射をおこなった場合、多くのケースで1週間後くらいから症状の緩和が見られ、3ヶ月以上は効果が持続します。半数以上は1年以内に効果が切れるため、再度のステロイド注射が必要となります。

リハビリ

外用薬やステロイド注射は腱鞘炎やばね指の症状を抑えるのに有効ですが、リハビリで指を積極的に動かし、関節拘縮を予防することも重要です。

腱鞘炎やばね指のリハビリとしては、A1プーリープーリーがよく知られています。A1プーリーは靭帯性腱鞘と呼ばれる組織で、腱の動きをスムーズにするはたらきがあります。

外科的手術

上記の治療でも腱鞘炎やばね指の症状が一向に改善しない場合や、注射の回数が増えてきた場合には、外科的手術が検討されることもあります。

局所麻酔をおこなった上で皮膚を1.5㎝ほど切開し、引っかかりが生じている場所の腱鞘を切る術式や、皮膚の切開をおこなわず、特殊な針を刺入して腱鞘の上側を切る方法などがあります。

三久保整骨院における腱鞘炎やばね指の改善法

腱鞘炎に関してよく聞かれるお悩みが「手を使わないように言われた」「何度注射をしても再発する」などです。三久保整骨院では、以下の治療により腱鞘炎やばね指の早期改善に取り組んでいます。

  • 前腕の筋緊張緩和
  • 身体の使い方に関するアドバイス
  • 自律神経調整

三久保整骨院における腱鞘炎やばね指の改善法についてご紹介します。

前腕の筋緊張緩和

腱鞘炎やばね指を発症した場合、どうしても痛みの出ている箇所にばかり注目しがちです。しかし、指を曲げるときには前腕の屈筋群が使われていることに着目する必要があります。

前腕の屈筋群が緊張して硬くなると、血管が圧迫されるため指へと送られる血液の流れを妨げます。その結果、腱鞘炎やばね指の回復を遅らせてしまうのです。

腱鞘炎やばね指を発症したときに、朝のこわばりがみられるのもそのためです。三久保整骨院では、独自の手技で前腕の筋緊張を緩和し、症状を早期改善へと導いています。

身体の使い方に関するアドバイス

三久保整骨院では、身体の使い方に関するアドバイスをおこなうことで、患部にかかる負担の軽減も図っています。仕事や育児、家事などで手を使わざるを得ない以上、痛みが出にくい身体の使い方を覚えることが重要なためです。

腱鞘炎やばね指に限った話ではなく、身体にあらわれる症状は「結果」でしかありません。身体の使い方を学び、前腕や腱鞘にかかる負担を軽減することで、腱鞘炎やばね指の早期改善・予防が期待できます。

自律神経調整

三久保整骨院では、自律神経調整の施術をおこない、人間が本来持っている自然治癒力を高めることにも努めています。

腱鞘炎の症状を改善するときに、病院の治療や整骨院の施術を受けることはもちろん重要です。しかし、人間の身体を回復させるのは、その人が本来持っている自然治癒力に外なりません。そのため、症状の早期回復には自律神経調整が欠かせないのです。

腱鞘炎・ばね指にお悩みの方は三久保整骨院までご相談下さい

腱鞘炎やばね指の多くは原因不明とされ、手を使わないで安静にするよう指導されるほか、対症療法しかおこなわれない傾向にあります。

最悪の場合は手術が検討される結果となりますが、そうなる前に前腕の筋緊張を緩和し、身体の使い方を見直すことが重要です。

「腱鞘炎やばね指がどこに行っても治らない」「できれば手術はしたくない」…そんな方は三久保整骨院の施術をぜひお試しください。手術は最後の手段に取っておくことをおすすめします。