肉離れ

肉離れでお悩みではありませんか?

肉離れはスポーツをしているときに多く見られるケガの一種ですが、場合によっては日常生活の中で発症することもあります。肉離れを起こすと激しい痛みに見舞われるため、適切な応急処置を施すことが欠かせません。

また、応急処置を終えたら速やかに専門の医療機関や整骨院・接骨院などを受診することも重要です。三久保整骨院では、適切な負荷を意識することで肉離れの早期改善に取り組んでいます。

肉離れとは

肉離れは医学的に「筋挫傷(きんざしょう)」と呼ばれるケガの一種で、アスリートなどに多く見られることからスポーツ外傷に分類されています。

スポーツ外傷はランナー膝やテニス肘など繰り返される筋肉や関節への負荷ではなく、一度の外力で発症することが特徴です。

肉離れを発症した場合、筋線維が断裂するブチっという音や患部の内出血、腫れや陥凹(へこむこと)などが認められます。

発症しやすい場所としては、太ももの前側(大腿四頭筋)や裏側(ハムストリングス)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)、お尻の筋肉(殿筋群)など下半身の筋肉があげられます。

ただ、野球選手の場合は、わき腹(内腹斜筋)などに肉離れを起こすケースも少なくありません。また、肉離れにともなってふくらはぎに陥凹が認められる場合には、アキレス腱断裂との鑑別が重要です。

肉離れの原因

肉離れの原因としては以下の点があげられます。

  • 柔軟性の欠如
  • 筋力不足
  • ウォーミングアップ不足
  • 疲労の蓄積
  • 寒さ
  • 習熟レベルの低さ

肉離れの原因について詳しく見ていきましょう。

柔軟性の欠如

肉離れを起こす原因の1つが、筋肉や関節の柔軟性の欠如です。筋肉は線維の束でできていますが、柔軟性に欠けると外力によって切れやすくなり、肉離れの発症リスクが高くなります。

また、関節が硬いと動作にともない筋肉に大きな負担がかかります。肉離れに限らず、身体が硬いとケガをしやすいのはそのためです。

筋力不足

筋力不足も肉離れを引き起こす原因の1つです。筋力の弱い乳幼児が肉離れを起こすことはありませんが、小学校高学年以降に運動量が増加した場合、筋力不足で肉離れを発症するリスクが高くなります。

若いころに運動をしていた方が、年齢を重ねてから昔のイメージで身体を動かした場合、筋肉に過度の負荷がかかり肉離れを起こすケースも少なくありません。

ウォーミングアップ不足

肉離れを起こす原因としては、ウォーミングアップ不足もあげられます。筋肉は冷えると硬くなる性質があるため、十分に温まっていない状態で無理な負荷をかけると、筋線維が断裂しやすくなります。

特に陸上の短距離走やサッカー、バスケットボールなど瞬発的な動作を求められるスポーツをおこなう場合、運動前にしっかりと身体を温めておくことが欠かせません。

疲労の蓄積

疲労の蓄積も肉離れを引き起こす原因の1つです。オーバーユース(使い過ぎ)により筋線維が硬くなると、外部からの衝撃により断裂を引き起こしやすくなります。

また、疲労が蓄積した状態で運動をおこなった場合、判断力の低下などで身体の動作に無理が生じ、結果として肉離れの発症リスクを高めることもあります。

寒さ

寒さも肉離れを引き起こす原因の1つです。先述したように、筋肉は冷えると硬くなる性質があります。冬場に足をつりやすくなったり、肉離れを起こしやすくなるのもそのためです。そのためm冬場はしっかりとウォーミングアップをおこなうことが重要です。

習熟レベルの低さ

肉離れの原因としては、習熟レベルの低さもあげられます。肉離れに限らず中1や高1で運動中のケガが増えるのも、急激な運動量の増加や習熟レベルの低さと無関係ではありません。

症状の程度による肉離れの分類

肉離れは症状の程度により、次の3つのグレードに分類されています。

  • グレード1
  • グレード2
  • グレード3

肉離れの3つのグレードについて簡単に解説します。

<グレード1

グレード1の肉離れは、筋線維にわずかな損傷を引き起こした状態です。患部に圧痛(押すと痛むこと)は認められるものの、自分で歩けることが一般的です。運動に復帰するまでには通常、1週間~2週間程度を要します。

グレード2

グレード2の肉離れは、筋線維に部分断裂を起こした状態です。患部の圧痛および内出血が見られ、自力での歩行が困難となります。運動に復帰するまでには通常、4週間~8週間程度を要します。

グレード3

グレード3の肉離れは、筋線維に完全な断裂を起こした状態です。自力での歩行はもちろん、立ち上がることが難しいケースもあります。場合によっては手術が必要となるケースもあります。運動に復帰するまで3ヶ月~半年程度を要することも珍しくありません。

肉離れを起こした際の応急処置法

肉離れのような炎症をともなうケガを発症した場合、POLICE処置を応急的におこなうことが一般的です。

  • P(Protect)
  • O・L(Optimal Loadng)
  • I(Ice)
  • C(Compression)
  • E(Elevation)

肉離れの際におこなわれるPOLICE処置について詳しく解説します。

Protect:保護

肉離れを起こした場合、装具やシーネなどで患部を固定し、症状の悪化を予防します。肉離れを発症した現場に適当な固定具がない場合には、ダンボールなどで代用しても構いません。

Optimal Loadng:適切な負荷

かつては肉離れなどの外傷を負った場合、RICE処置をおこなうことが一般的でした。POLICE処置と異なるのは「Optimal Loadng(適切な負荷)」ではなく「Rest(安静)」を重視した点です。

しかし、近年の研究により肉離れのようなケガであっても適度に負荷を加えた方が、むしろ回復を早めることがわかってきています。

ただし、自分の判断で身体を動かすのではなく、整形外科医や柔道整復師など、専門家の指導を仰ぐことが重要です。

Ice:冷却

肉離れを始めとする炎症性のケガを発症した場合、まずは患部を冷却することが一般的です。アイスパックや氷嚢、氷水を入れた袋などで感覚がなくなるまで冷やし、炎症の拡大を防止することが目的です。

Compression:圧迫

アイシングを終えたら、弾性包帯やサポーターなどを用いて患部を圧迫します。患部を適度に圧迫すると、腫れや内出血を抑制することが期待できます。

Elevation:挙上

肉離れを起こした場所によっては、患部を心臓よりも高い位置で固定します。心臓より高くして患部への血液の流入量を抑制すると、腫れやむくみを予防することが期待できます。

三久保整骨院における肉離れへのアプローチ法

三久保整骨院では、次のようなステップで肉離れの改善に取り組んでいます。

  • 応急処置
  • 手技療法
  • 運動療法

三久保整骨院における肉離れへのアプローチ法について解説します。

応急処置

肉離れへのアプローチ法は、受傷してからの時間により異なります。発症からおよそ48時間は強い炎症が見られるため、基本的にアイシングや固定をおこない、患部に無理な負担がかからないようにします。

手技療法

肉離れの発症から2、3日すると強い炎症状態が治まりはじめます。その場合、無理のない範囲で手技療法をおこない、患部への血液流入量を増やすことで症状の早期回復を図ります。

運動療法

肉離れやぎっくり腰のような激しい痛みをともなうケガであっても、安静にしすぎるとかえって回復を遅らせることが分かっています。

そのため、三久保整骨院では筋肉や骨格に関する専門科である柔道整復師が、一人ひとりに適した身体の使い方をアドバイスし、肉離れからの早期回復に導いています。

肉離れでお悩みの方は三久保整骨院までご相談下さい

肉離れを起こした場合、痛みのあまりパニックになるケースも珍しくありませんが、冷静に応急処置をおこない、専門の医療機関や整骨院で見てもらうことが重要です。

三久保整骨院では発症直後の応急処置はもちろん、回復期に適切な施術や身体の使い方に関するアドバイスをおこない、肉離れからの早期改善に取り組んでいます。

「運動中にケガをしてしまった」「繰り返す肉離れに悩まされている」…東大阪市でそのようなお悩みをお持ちの方は、若江岩田の三久保整骨院までお気軽にご相談下さい。