痺れについて

原因不明の痺れにお困りではありませんか?

正座をした後に足が痺れるような経験は誰でもお持ちではないでしょうか。しかし、原因不明の痺れが起こると、「脳に障害でも起きているのではないか」と不安になる方もいらっしゃいます。

実際には病院で検査をしても原因不明といわれることが多く、脳疾患に関する不安はなくなるものの、「ではなぜ痺れが起きているのか」という疑問だけが残されます。

検査をしても原因が分からない痺れは、もしかしたら筋膜の緊張によってもたらされているのかもしれません。若江岩田の三久保整骨院では、筋膜の緊張に着目し、痺れの改善に取り組んでいます。

痺れの4タイプ

痺れは大きく次の4タイプに分けられます。

  • 脳疾患にともなう痺れ
  • 脊髄疾患にともなう痺れ
  • 末梢神経障害にともなう痺れ
  • 内科系の疾患にともなう痺れ

痺れの4タイプについて詳しく解説します。

脳疾患にともなう痺れ

痺れがあるときに心配なのが、脳疾患を発症しているかどうかではないでしょうか。手足に痺れをもたらす脳疾患としては、脳梗塞や脳出血、脳炎などがあげられます。

中でも多く見られる症例が脳梗塞で、何らかの原因によって脳の血管が詰まり、壊死を引き起こす点が特徴です。脳梗塞を発症した場合、程度によっては半身の麻痺を引き起こすケースもあります。脳梗塞の前兆としては次のような症状があげられています。

  • 急に呂律が回らなくなる
  • 突然のように顔や片手の痺れが起こる
  • 手足の動きが急に悪くなる
  • 突然のように意識がなくなり倒れる
  • 視野が欠けたり片方の目が見えなくなったりする

上記のような症状がある場合、脳梗塞の前兆とも考えられます。思い当たる点がある場合には、速やかに専門の医療機関を受診しましょう。

脊髄疾患にともなう痺れ

何らかの原因により脊髄(中枢神経)が損傷、もしくは圧迫されることで痺れを引き起こすケースがあります。代表的な症例が椎間板ヘルニアや変形性頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症などです。

背骨と背骨の間にある椎間板に偏った圧がかかり、中から髄核(ずいかく)と呼ばれる組織が飛び出し、神経圧迫を起こす点が椎間板ヘルニアの特徴です。

変形性頚椎症は高齢者に多く見られる疾患で、首の骨の変形にともない骨棘(こつきょく)が形成され、神経を圧迫することで手の痺れが起こりやすくなります。

頚椎後縦靭帯骨化症は、頚椎を支えている靭帯が骨化することで神経の通り道が狭くなり、首から指先にかけての痺れを引き起こす点が特徴です。

後縦靭帯骨化症は胸椎や腰椎に発症する例もありますが、頚椎にもっとも多く見られます。症状が進行すると、手だけでなく足の痺れを引き起こし、歩行障害に至るケースもあります。

末梢神経障害にともなう痺れ

何らかの原因により末梢神経が圧迫されたり、炎症を起こしたり、周囲の血流が阻害されることで痺れを引き起こすケースもあります。痺れをともなう末梢神経障害の代表例が胸郭出口症候群や手根管症候群です。

胸郭出口症候群は細身の女性や首の長い方に多く見られる疾患で、肋骨と鎖骨の間を通る腕神経叢(わんしんけいそう)や鎖骨下動脈が圧迫され、手の痺れを引き起こす点が特徴です。

手根管症候群は出産後や更年期の女性に多く見られる疾患で、前腕の真ん中を通る正中神経が圧迫され、手の痺れや痛み、機能障害などを引き起こします。

朝起きたときの手のこわばりが特徴で、日中になると症状が消失するケースも少なくありません。しかし、症状が進行するとボタンを留めたり、針に糸を通したりといった巧緻動作に障害が見られるようになります。

内科系の疾患にともなう痺れ

手や足の痺れの中には、内科系の疾患が原因となる例もあります。手足の痺れを引き起こす代表的な内科疾患が糖尿病です。

闘病尿には「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」と呼ばれる三大合併症があることで知られています。そのうちの1つ、糖尿病神経障害を発症した場合、手足の先に痺れや痛みが出やすくなります。

筋膜の緊張による痺れについて

手や足の痺れを訴えてレントゲンやMRI検査を受けても、原因がハッキリと分からないことがあります。その場合、筋膜の緊張によって痺れが生じている可能性もあります。

筋膜とは

筋膜はその名の通り、筋肉を覆う膜を意味します。料理をされる方であれば、鶏肉の皮と身の間に、半透明に薄い膜があることをご存じではないでしょうか。皮と身の間にある膜が筋膜で、人間の身体にも同じように存在しています。

筋膜の緊張による痺れはなぜ起こる?

筋膜は筋肉を覆う膜であるため、硬くなると筋緊張にともない血管を圧迫します。血管が圧迫されると末梢神経障害による痺れを引き起こしやすいことは先述の通りです。

また、筋膜は筋肉だけでなく、血管や神経、骨、臓器など身体の器官の多くを覆っています。そのため、筋膜が緊張すると血管や神経が圧迫され、痺れを引き起こしやすくなるのです。

筋膜の緊張はレントゲンやMRI検査では確認することができないため、明らかに痺れが出ていても原因不明とされるケースが多くなっています。

筋膜の緊張による痺れの例

筋膜の緊張による痺れの例としては、坐骨神経痛があげられます。坐骨神経痛や腰部や臀部、下肢の痛みや痺れが特徴ですが、レントゲンやMRI検査をおこなっても原因不明とされるケースが少なくありません。

実は、坐骨神経痛は病気でも病名でもなく、坐骨神経沿いに痛みや痺れが出ている「現象」を説明した言葉に過ぎません。ヘルニアなど明らかな疾患がない場合、筋膜の緊張により痺れが出ている可能性もあります。

三久保整骨院における痺れの改善法

三久保整骨院では、主に以下の方法で痺れの改善に取り組んでいます。

  • 筋膜リリース
  • 全身のバランス調整
  • 身体の使い方に関するアドバイス

三久保整骨院における痺れの改善法についてご紹介します。

筋膜リリース

三久保整骨院では、手技により筋膜を緩めることで、痺れを引き起こす直接的な原因を取り除いていきます。施術はとてもソフトなため、華奢な女性やご高齢の方でも安心して受けて頂けます。

全身のバランス調整

筋膜リリースで痺れの直接的な原因を取り除いたら、次に全身のバランス調整をおこないます。全身のバランスを調整しないと、再び筋膜の緊張による痺れを誘発しやすいためです。

身体の使い方に関するアドバイス

三久保整骨院では、一人ひとりに合った身体の使い方に関するアドバイスもおこなっています。いくら筋膜リリースや全身のバランス調整で症状が改善したとしても、痺れを引き起こす根本的な生活習慣を見直さない限り、何度でも症状の再発を招く結果となります。

職業や性別、体格、運動経験の有無、関節の柔軟性などは人によりさまざまです。そのため、ありきたりなストレッチ指導などではなく、一人ひとりに最適のアドバイスが必要となる訳です。

東大阪市で痺れにお困りの方は三久保整骨院までご相談下さい

東大阪市で痺れにお困りの方は、若江岩田の三久保整骨院までお気軽にご相談下さい。痺れがあると脳疾患が疑われることもありますが、ほとんどのケースで精密検査をしても原因不明とされます。

脳疾患が原因でない場合、末梢神経障害や脊髄疾患、内科系の疾患が痺れを引き起こしている可能性もありますが、健康上の問題が見当たらない場合は、筋膜の緊張で痺れが起こっているのかもしれません。

若江岩田の三久保整骨院では、筋膜リリースで緊張を取り除くだけでなく、全身のバランス調整や一人ひとりに合った身体の使い方に関するアドバイスで、痺れの根本的な改善を目指しています。

「痺れの原因がどこに行っても分からない」「そのうち手足が動かせなくなるのではないか心配」…そんなお悩みをお持ちの方は、三久保整骨院までお気軽にご相談下さい。